3番アイアンの飛距離ってどれくらいだろう・・・
今回は「3番アイアン」に関して、解説していきます。
初心者の人なら、使う機会もあまりないはずです。
僕自身も、3番アイアンはクラブセッティングに入れていません。
理由は難しいからです…。
でも、今回はこれから3番アイアンを使ってみたい、挑戦してみたいという方にも読んでいただける記事になっているので是非参考にしてみて下さい。
というわけで今回は、
- 3番アイアンについて
- 3番アイアンのデメリット
- 3番アイアンの打ち方
この3点を中心に解説していきます。
早速、以下で確認していきましょう。
3番アイアン
シャフトが5番に比べると2インチほど長く、ロフトは20度前後のものです。
かつては、セットの中に含まれていましたが、ユーティリティやウッドが充実したためにセットには入らなくなりました。
また、ある調査では3番アイアンを使っている男子プロは3割弱、女子プロに至っては数%だとされるほど、プロの世界でも3番アイアンを使う人は少数派です。
3番アイアンの平均飛距離の目安
ゴルフの飛距離は、プロ・アマチュア・男女で全く異なります。
体格などでも変わりますが、以下に一般的な平均飛距離をまとめましたので参考にしてみてください。
また最近は、3番アイアンを使用せずユーティリティなどを使うことが多くなりました。
同じくらいの飛距離のクラブも合わせて紹介しておきます。
男子プロ | 190〜200ヤード |
---|---|
女子プロ | 160~170ヤード |
男子アマチュア | 160~180ヤード |
女子アマチュア | 130~150ヤード |
同距離のクラブ | U3・U4・7W |
また変則的ですが、自分の飛距離がわかっている人は5Iの飛距離から+20ヤードを目安と思って下さい。
5Iが160ヤードであれば、3番アイアンで打つと180ヤードが目安となる距離という感じです。
3番アイアンが使われない理由
ここでは、3番アイアンが使われない理由を解説していきますね。
3番アイアンが使われなくなった理由として、大きく以下の2つが考えられます。
- 扱いづらいクラブだから
- 3アイアンに代わるクラブがあるから
以下でそれぞれについてご説明します。
扱いづらいクラブだから
一般的に3番アイアンは扱いが難しいクラブだとされています。
それには以下のような理由があります。
- ロフトが20度前後
ヘッドスピードが遅いとパワーが足りず、ボールが上がらない。
距離も出ない。 - シャフトが長い
操作が難しく、正確なインパクトが難しい。
振り遅れなどのミスでフェースが開きやすく、スライスになりやすい。 - スイートエリアが小さい
芯で捉えることが比較的難しい。
スイングのミスがシビアに出る。
3番アイアンに変わるクラブあるから
先述のとおり、3番アイアンはFW(7W前後)やUT(ロフト角が20度前後のU3/U4など)と飛距離が同じくらいです。
3番アイアンをセッティングに入れなくとも、180y(男性)の飛距離帯は補うことができます。
一般的には3番アイアンをはじめとしたロングアイアンよりも、FWやUTの方が簡単に打てるのも理由の1つです。
そもそも、UTは難しいロングアイアンに代わるクラブとして開発されたんです。
難しいとされる3番アイアンを使わずとも、よりやさしいFWやUTを使えばミスショットの可能性を減らせます。
FWとUTは3番アイアンより簡単だと説明しました。
しかし、3番アイアンにもメリットはもちろんあります。
続いて紹介していきます。
3番アイアンの2つのメリット
3番アイアンのメリットを紹介していきます。
大きく2つのメリットがあるとされています。
- 低弾道で打てる
- 操作感を統一できる
1つ1つ解説していきます。
低弾道で打てる
3番アイアンはロフトが立ったアイアンです。
ロフトが立つ、つまりロフトの角度が小さいほど打ち出しは低く、さらにバックスピン量も減る傾向にあります。
そうすると弾道は低くなります。
低弾道のショットは特定のシチュエーションで効果的なんです。
例えば、アゲインストの風が強い日の場合には、低弾道にすることで風の影響を避けることができます。
このような日に高弾道の球を打ってしまうと、飛距離が大幅に低減します。
低弾道で打ちたい時は、3番アイアンがおすすめです。
操作感に統一感が出る
ゴルフでは、クラブセッティングの「流れ」が重視されます。
ロングアイアンの代わりに、FWとUTを入れる人は多いです。
この時、アイアンとUTでは振り心地や挙動が異なりますよね。
そうすると、弾道のイメージや、スイングのリズムを一定にするのが難しくなります。
逆に、ロングアイアンを入れればアイアンセットの流れがよくなるため、操作感が統一されるんです。
ここまでが3番アイアンのメリットでした。
以下ではデメリットを解説していきます。
3番アイアンのデメリット
3番アイアンのデメリットを解説します。
3番アイアンは正直、打つのが難しいです…。
これが最大のデメリットかもしれません。
難しい理由は、ロフトが20度と立っていて、ヘッドは薄くて重心も浅くなっているからです。
インパクトしたときにパワーが足りないと、ボールがうまく上がらず飛ばなくなってしまいます。
高いボールが打てないと、3番アイアンに期待される飛距離もほとんど出ません。
さらに、シャフトが長いことと、スイートスポットも狭いのでうまく当てるのがとても難しくなっています。
ダフリやすく、打点のずれにシビアなので、ミスが出やすいクラブでもあります。
僕も、打つのが難しくてクラブセッティングには入れてません。
ちなみに、3番アイアンを打ちこなすためには、ヘッドスピードが約48m/s(ドライバーで打った場合)必要なんです。
アマチュアではあまりいない、男子プロ並みの数字です…。
キャディバックに3番、4番、5番アイアンが並んでいると、かっこいいんですけどね笑
絶対にミスするクラブを入れるわけにはいきません。
3番アイアンの打ち方
3番アイアンは難しいと、先程お伝えさせて頂きました。
それでも、打ちやすくなる方法はあります。
以下で紹介していきます。
3番アイアンはかぶせて構える
ズバリ、3番アイアンはフェースをかぶせて構えましょう。
スイングで意識するのではなく、アドレスを変えるだけで3番アイアンは打ちやすくなります。
3番アイアンは基本的に、インパクトの際にフェースが開きやすくなっています。
フェースが開いて当たると、スライスしますし、飛距離も落ちます。
7番アイアンと同じ気持ちで打つ
アイアンの基本となる、7番アイアンと同じ気持ちで打つようにしましょう。
番手ごとにスイングのしかたが大きく変わるということはありません。
3アイアンは難しいクラブというイメージが強いので
- 「ミスをしないようにしなければ」
- 「飛距離をしっかり出さなければ」
- 「低弾道で打ちたい」
といったことを考えてしまい、力んでしまいがちです。
同じ気持ちで打つことに集中すれば、飛距離や弾道の違いはクラブが自然と出してくれます。
3番アイアンだからといって、変に意識する必要はありません。
いつも通りの、スイングと力感で打つことを意識してみて下さい。
3番アイアンのおすすめ練習器具
ここでは3番アイアンの練習方法を解説していきます。
3番アイアンは難しいクラブですが、使いこなせば最高の相棒になります。
では、以下で練習方法を紹介します。
リズムを体に染み込ませる
ロングアイアンは、スイングのリズムが重要です。
ショートアイアンを打つリズムで、同じように3番アイアンを打てれば最高です。
リズムは自分で意識しても、身に付けれるものではありません。
僕が、スイングのリズムを意識していた時よく使っていた練習器具がこちらです。
この練習器具は低価格ですし、スイングのタイミングを知るには本当におすすめです。
僕も、1ヶ月使ってスイングのリズムを体に叩き込むことができました。
シャフトのしなりを感じる
3番アイアンはロングアイアンなのでシャフトが長いです。
その長いシャフトでは、ショートアイアンやミドルアイアンのように打てません。
でも、シャフトのしなりを感じ、ヘッドの重さを感じるスイングができれば問題ありません。
長いクラブほど、ヘッドの重さが感じずらくなっています。
そこで、トルネードスティックの紹介です。
このトルネードスティックはシャフト部分がグニャグニャで、ヘッドの重さとシャフトのしなりを強く感じれる練習器具です。
3番アイアンが打てない人だけでなく、最近スランプ気味の人もトルネードスティックで練習すれば解決するはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。3番アイアンの特徴などはつかめましたか?
3番アイアンが苦手な人は、無理して3番アイアンを打つ必要はありません。
3番アイアン相当の飛距離を、FWやUTで出せればいいんです。
逆にどうしても、3番アイアンを打てるようになりたい人は、上記で紹介した練習器具などを使って、練習してみて下さい。
ただ、闇雲に打っているだけでは3番アイアンはうまく打てるようになりません。
3番アイアンの特徴を理解して、練習してみて下さい。
ではまたっ!